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黄金の輝き 松崎伝統の味「焼きアユ」最盛期

(2020/11/14 08:50)
炭火の煙でアユをいぶす作業に汗を流す山本真墨さん=13日午前、松崎町の「鮎の茶屋」
炭火の煙でアユをいぶす作業に汗を流す山本真墨さん=13日午前、松崎町の「鮎の茶屋」

 松崎町大沢の料理店「鮎の茶屋」で昔ながらの焼きアユ作りがピークを迎えている。全国でも珍しい製法を用いた恒例の作業はことし、温暖な気候が続いたことで雌の成長が遅れ、例年より約1カ月遅れて始まった。香気が漂う店内では今月下旬までに、約4千匹を焼き上げるという。
 焼きアユには地元の大沢川の清流で育てた体長約20センチの成魚を使う。いけすから取り出してわたを抜き、串刺しにして炭火で一昼夜焼く。鮮度が高いうちに焼くため、味が凝縮し、表面が黄金色になるのが特徴。その後は炭火の上の竹かごに入れ、煙でいぶして仕上げる。
 焼きアユは冬の保存食だった。かつては各家庭で親しまれたが、冷凍庫の台頭などで姿を消した。そんな中、店主の山本一司さん(72)と妻の真墨さん(68)は50年近く続く伝統を守り続けている。懐かしの味を求める声は根強く、ことしも全国から注文が相次いでいる。
 雄400円、雌500円で販売し、郵送も可。人気が高い甘露煮の販売も行っている。
 問い合わせは同店<電0558(43)0282>へ。

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