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空き物件を改装、本社機能分散 加和太建設(三島)、街中人口増へ

(2020/9/24 18:09)
元マージャン店を改装し、オフィスとして活用する社員=9月上旬、三島市本町
元マージャン店を改装し、オフィスとして活用する社員=9月上旬、三島市本町

 三島市の加和太建設は、市内の空き物件に本社機能を分散させる「まちなかオフィスプロジェクト」に乗り出した。第1弾として同市本町の元店舗をオフィスに改装し、同社不動産部アセットマネジメント(AM)課が9月から使用している。このオフィスに移転を希望する社があれば譲って他の物件に移り、街中の交流人口増加につなげる考えだ。
 建て替え準備を進める築40年の本社ビルには総務や経理などの基幹機能を残し、他の6~8部門は2021年末をめどに各地へ分散化させる方針。三島駅と繁華街の広小路、三嶋大社を結ぶ駅徒歩10分圏内のエリアで所有物件や管理物件、空きビルなどをリノベーションし、順次移転していく。街中に社員が散らばれば飲食店を活用する頻度が増えるなど、地域経済の活性化も期待する。
 AM課の10人が勤務する本町の新オフィスは、1階に飲食店が入るビル2階の元マージャン店。壁を取っ払ってフロアを広くし、照明やトイレを新しくしてデスクを置いた。3階の1室も会議室として活用する。新型コロナウイルスの影響で電子化やリモートワークの流れが加速する中、広報担当者は「分散化は各部署の責任感や連帯感が生まれ、組織強化にもつながる」と話す。
 オフィスでは内覧も随時受け付け、入居を希望する社があれば複合機などの設備も含めて月額24万9千円で貸し出す。その場合、AM課は職場を新たな建物に移し、市内を転々とすることで空き物件の有効活用につなげる。三島は都心から1時間以内の好立地。同社は高まるオフィス需要を取り込み、にぎわい創出を狙う。

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