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伊東ジュニア陸上クラブ創立15年 出身中学生、2年連続全国へ

(2020/9/22 11:50)
伊東ジュニア陸上クラブで練習に励む小中学生。右は稲本多津郎代表=8月中旬、伊東市立東小
伊東ジュニア陸上クラブで練習に励む小中学生。右は稲本多津郎代表=8月中旬、伊東市立東小
全日本中学生通信県大会の男子400メートルリレーを制した伊東南の(左から)鈴木悠大、佐々木孝太、増田陽斗、鈴木暢の4選手=8月、袋井市のエコパスタジアム
全日本中学生通信県大会の男子400メートルリレーを制した伊東南の(左から)鈴木悠大、佐々木孝太、増田陽斗、鈴木暢の4選手=8月、袋井市のエコパスタジアム

 伊東市の伊東ジュニア陸上クラブがことし、創立15周年を迎えた。少子化が進む中で地道に小中学生を育成、冷めかけていた地域の陸上競技熱を“再燃”させた。出身選手で組んだ伊東南中の400メートルリレーチームは昨年、女子が全中3位、今年は男子が8月の全日本中学生通信県大会を制し全国出場を決めるなど長年の活動が実を結んでいる。
 設立の契機は2000年に始まった県市町村対抗駅伝(現市町対抗駅伝)。長らく市陸上競技協会の活動が停滞する中、チーム結成のため市内の関係者が久々に集まり、選手育成や競技普及が再始動した。当初は大会前だけの練習会だったが、保護者の要望で05年にクラブを立ち上げた。
 当初は選手層が十分でなく、リレーチームを組めない時期もあった。稲本多津郎代表(70)は中期的な視点を忘れず、「走ることは全てのスポーツの基本。まずは基礎走力を身に付けること」と根気よく指導を続けた。そして、徐々に全国小学生大会に選手を送り出せるようになり、女子400メートルリレーは16年6位、17年優勝と躍進した。昨年の全中3位はこの時の選手が中心だ。
 今年の男子は17年の県小学生大会で全国出場を逃したメンバーが雪辱した。当時のアンカーで、フィニッシュ寸前に抜かれた増田陽斗主将(3年)は「中学で必ず全国に行きたかった。小学生から一緒にバトンをつないできたことが優勝につながった」と振り返る。勝又俊介顧問(41)も「2年連続の全国出場はクラブの活動があったからこその巡り合わせ。伊東の陸上にとって大きな存在」と話す。
 会員は現在約65人と一時期より減った。野球やサッカーなど他競技と掛け持ちする児童もいる。稲本代表は「とにかく走ることを嫌いにならないようにと続けてきた。一人でも多く陸上を続けてくれればいい」と優しいまなざしを向ける。

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