静岡新聞NEWS

「昭和 残したい」Tシャツに 熱海移住者ら土産プロデュース

(2020/9/20 10:40)
「ホテルニューアカオ」「サンバード」など熱海の老舗をモチーフにしたTシャツや手ぬぐいをデザインした鶴田さん=熱海市
「ホテルニューアカオ」「サンバード」など熱海の老舗をモチーフにしたTシャツや手ぬぐいをデザインした鶴田さん=熱海市

 熱海市への移住者と2拠点生活を送るクリエイターでつくる会社「ハツヒ」が、市内のホテルや喫茶店など老舗の土産をプロデュースするブランド「LEGECLA(レジェクラ)」を展開し、若年層に人気を集めている。観光業が新型コロナウイルス禍の影響を受ける中「現地でしか買えないグッズが、熱海に足を運ぶ契機になれば」と力を込める。
 ブランドのきっかけは、2017年から埼玉との2拠点生活を送る広告プランナーの横須賀馨介代表(31)と、同年に東京から移住したライターの高須賀哲さん(42)が、1973年創業のホテルニューアカオの風景に魅了され、Tシャツとポロシャツ制作をアカオに提案したこと。横須賀代表は「アカオは熱海のシンボル。30~40年前の“昭和レトロ”を、次の100年に伝統として残したい」と意図を語る。
 東京との2拠点生活者のイラストレーター鶴田勇磨さん(28)が看板のロゴをTシャツにデザインした。アカオの売店担当の曽根笙太さん(24)によると「ロゴの印象が強く、最初は社内で『本当に売れるのか』という声もあった」。だが昨年8月に発売すると、累計600枚以上を売り上げる一番の人気商品に。「おしゃれに関心のある20~30代が『かっこいい』と購入していく。先月だけで100枚売れた」といい、手ぬぐい、タオル、トートバッグなど商品を増やしている。
 このほか、喫茶店「サンバード」「ボンネット」や射的などを楽しめる「ゆしま遊技場」、現・つばき屋佐藤油店の「熱海観光ストアー」をはじめ、市内の他店舗の土産も手掛ける。京都市のカルチャーショップ「VOU」への8月の出店を皮切りに、県外の大手セレクトショップや百貨店でも期間限定で販売する。横須賀代表は「熱海など全国各地のお土産開発を核に、観光PRやブランディングを展開し、地域に貢献したい」と先を見据えた。

東部トピックスの記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿