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長雨、猛暑影響で変色のミニ白菜 有効活用へ JA、三島市協力

(2020/9/5 13:32)
出荷できなくなったミニ白菜を収穫する内藤さん(左)ら=三島市笹原新田
出荷できなくなったミニ白菜を収穫する内藤さん(左)ら=三島市笹原新田

 三島市笹原新田の畑で栽培されるミニ白菜の多くが、今夏の長雨や猛暑による変色などの生理障害で市場に出荷できない状態となった。一方で劣化した部分を切り取れば食べられるとして、JA三島函南や同市の職員が4日、生産者と収穫作業を行い、市内の飲食店や福祉施設に無償で届けるなどして有効活用につなげた。
 内藤和也さん(32)の畑では800平方メートルの広さで約8千株のミニ白菜を育てていたが、今夏の出荷量は全体の1割未満。定植時に降り続いた雨とその後の日照りによる乾燥で葉先が変色し、中身も溶けるなどの生理障害が起きた。「ここまでひどいのは初めて」という。
 ただ、商品価値を失ったものの病気が発生したわけではなく、一部をカットすれば十分に食べられる。甘みと柔らかな食感が特徴のミニ白菜はサラダにも最適で、今が旬の味わいは健在という。全て廃棄するのは惜しく、内藤さんとJA職員が何とか食べてもらう方法がないか考えた。
 収穫作業では市職員とともに約500株を切り取り、4カ所の福祉施設と数カ所の飲食店にそれぞれ届けた。市立公園の楽寿園には動物の飼料としても提供した。内藤さんは「せっかく作ったミニ白菜を少しでも無駄にしたくなかった。また来年、頑張って作りたい」と前を向いた。

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