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三島馬鈴薯、冷凍保存で鮮度保つ 通年利用へ新手法、評判上々

(2020/7/2 08:50)
冷凍保存した三島馬鈴薯の真空パック=三島市
冷凍保存した三島馬鈴薯の真空パック=三島市

 三島市名物の「みしまコロッケ」やご当地ビールの原料などにも使われる特産の三島馬鈴薯(ばれいしょ)を、通年で利用できるよう冷凍保存する手法の開発にめどが立った。このほど試作品が完成し、料理に使う飲食店での評判は上々。鮮度を保ちつつ三島ならではのメニューを安定供給しようと、改善を加えて今夏の実用化を目指す。
 JA三島函南によると箱根西麓で生産される三島馬鈴薯は腐敗が少なく、もの持ちの良さで全国から高評価を受けるものの、鮮度を考えて7月ごろの出荷から1~2カ月ほどで使い切る飲食店が一般的。コロッケにして冷凍する方法もあるが他の料理には使用できず、他県産の冷凍加工品を使うなどして対応している。三島馬鈴薯の通年利用を望む声は多く、市民らによる「みしまコロッケの会」が検討していた。
 そんな要望を業務用食品卸「東平商会」(長泉町)が引き受け、焼津市の野菜加工工場で冷凍保存に向けた研究を開始。皮をむいて真空パックに詰め、加熱後に冷凍することで鮮度を落とさずに保存する手法を考案した。
 同市の居酒屋「RAI4」で6月末に開かれた試食会では、関係者がジャガイモのフライやポテトサラダなどを味わった。保存するイモの大きさなど詳細は今後検討するものの、味に関しては「申し分なし」と好評。同店の成川尊裕代表(39)も「調理しやすく作業時間の短縮になる。メニューの幅が広がる」と手応えを語った。

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