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水田にドローン“出動” JA三島函南、ジャンボタニシ駆除へ

(2020/6/26 16:00)
ジャンボタニシの駆除に向けて始めたドローンの農薬散布=函南町肥田
ジャンボタニシの駆除に向けて始めたドローンの農薬散布=函南町肥田

 全国各地で水稲の食害を引き起こす外来種「ジャンボタニシ」の駆除に向け、JA三島函南は24日、小型無人機ドローンを使った農薬散布を函南町肥田の水田で開始した。ジャンボタニシは40年ほど前から県内でも拡大し、この時期は植えたばかりの若苗を食べてしまう“厄介者”。空中から農薬を素早くまくことで地域内の完全防除を目指す。
 水田には等間隔に植えたはずの苗が所々で食べられてなくなり、ジャンボタニシが産み付けたピンク色の卵もみられる。生産者によると地元では3~4年前から食害が発生し、拡大を続けているという。防除は一斉に行わなくては効果が薄く、現状は各自が網ですくって取り除く地道な対策に限られる。
 同JAは昨年、農業用マルチローター利用組合を発足。農作業の負担が大きい傾斜地の畑で効率的に農薬を散布するノウハウを生かし、今回はジャンボタニシの完全駆除を図ろうと考えた。ドローンが空中に飛び立つと田んぼを素早く往復し、わずか数分で約1500平方メートルの農薬散布が一気に完了した。
 この日はドローンに対応した農薬などを調べ、今後の一斉駆除に向けた可能性を確認した。肥田区部農会の石井政直会長(70)は「ジャンボタニシの被害は深刻。農薬散布にドローンが使えれば心強い」と話した。

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