運転代行業者と人気飲食店が連携 富士に新会社、デリバリー始動
(2020/5/3 08:51)-
新型コロナウイルスの感染拡大で低迷する飲食店を支えようと富士市の運転代行業者が地元飲食店と連携してデリバリーを始めた。富士のソウルフード「かつ皿」で有名なそば店「金時」など人気店14店(4月27日時点)が参画する。
代行運転業者「SEED(シード)」を経営する渡井誠仁さんが普段から付き合いのある飲食店などの要望で4月下旬から始めた。国の特例措置でタクシー事業者の食料配送は可能になったが、運転代行業は対象外。配送を担う新会社「Hakobi屋SEED」を設立し、ミニバイクで宅配する。
利用希望者は各店に注文する際に宅配を依頼すれば、各店から同社に連絡する。配送手数料は3キロ以内200円。以降、1キロごとに100円増。
繁華街が活気をなくす中で運転代行の仕事も急減。宅配を模索する飲食店が増える中、渡井さんが「世話になっている常連と飲食店をつなぐ役割」を買って出た。サービス開始を伝えると反響は大きく、ご当地グルメ「富士つけナポリタン」「アドニス」(吉原)など市内各地の店が参画。急きょ各店のメニューをまとめたウェブサイトも開設した。
テークアウトを拡充する老舗店「金時」の時田大嗣さんは「自前で出前を出すのは大変でとても助かる」と話し、渡井さんは「終息後に運転代行も使ってもらえればいい」と応えた。サイトは「Hakobi屋SEED」で検索する。
東部トピックスの記事一覧
- 古代遺跡イメージし改装 大水槽、神秘的に 沼津港深海水族館(2021/1/22 08:50)
- 新聞販売業が読者参加型講座 沼津、満足度向上へ毎月(2021/1/21 12:05)
- スポーツ合宿誘致、セールス本格化へ 静岡県と富士山麓5市町(2021/1/21 10:09)
- 沼津で私設図書館開設準備進む 信金の起業家支援施設(2021/1/20 09:29)
- ドライブスルーで新鮮野菜を 三島に直売所、コロナ対策(2021/1/20 09:10)
- 2月、3月に「夢花火」 伊東市、大室山で再び打ち上げ(2021/1/19 09:01)
- 黒板アート甲子園2020 富士宮東高に日学特別賞(2021/1/19 08:59)
- 小中生作製の情報誌 第8号は伊豆市の「遊・食・泊」(2021/1/18 12:00)
- 神事の精麻で芸術作品 SNSで話題に 熱海の市原、藤原さん(2021/1/18 09:26)
- 災害ボランティア受け入れ 富士市社協などコロナ禍対応訓練(2021/1/17 14:30)