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中心街再生へ戦略策定 沼津市、ヒト中心の空間創出など4本柱

(2020/4/1 18:50)
将来の沼津駅南口前広場のイメージ図
将来の沼津駅南口前広場のイメージ図

 沼津市はこのほど、沼津駅周辺総合整備事業の進展と併せて実施するまちづくりのビジョンを示した「中心市街地まちづくり戦略」を策定した。今後20年間程度をかけ、「ヒト中心の公共空間の創出」など四つの戦略に基づいた施策を段階的に展開し、魅力ある中心市街地を再生する。
 ヒト中心の空間をつくるため、沼津駅前を歩行者広場にする。駅舎と駅ビル、南北街区が一体となった空間を形成し、回遊性や利便性を高めていく。そのために、地域の交通体系を再編したり、車道を廃止したりする。
 二つ目の戦略は、拠点機能の立地促進。鉄道高架化によって生じる車両基地跡、貨物駅跡、高架下の土地に、地域の発展に資する施設を整備する。市役所や医療機関、防災公園や商業施設などが候補に上がり、立地特性や市民ニーズを踏まえて検討を進めていく。
 三つ目は、まちなか居住の促進と市街地環境の向上。空き店舗や未利用地の増加で生じた遊休地に、集合住宅を立地誘導してスポンジ化の解消を図る。リノベーションまちづくりや駐車場の配置適正化なども進め、住宅地として暮らしやすい環境を整える。四つ目は、地域資源との連携。中心市街地と観光地、周辺住宅地をつなぐ交通ネットワークを充実させ、相互のにぎわいと魅力向上につなげていく。
 沼津駅付近鉄道高架事業に必要な土地収用は2020年度、県収用委員会による土地の明け渡し裁決が下るとみられ、正念場を迎える。市幹部は「事業の進展は中心市街地に大きな変化を与える。詳細な検討や社会実験を積み重ね、具体的なまちづくりを推進したい」と話した。

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