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3月末閉園の富士市立浜幼稚園 園歌作詞の元園長が訪問

(2020/3/29 10:59)
当時のPTA役員らと、園歌や園の思い出を語らう元園長の高野さん(右から2人目)=富士市の浜幼稚園
当時のPTA役員らと、園歌や園の思い出を語らう元園長の高野さん(右から2人目)=富士市の浜幼稚園

 3月末で閉園する富士市中丸の市立浜幼稚園の園歌を作詞した元園長の高野ふみ江さん(86)=富士宮市猪之頭=がこのほど、同園を訪れ、当時のPTA役員らと再会して思い出を振り返った。約40年にわたり、多くの園児が口ずさんできた園歌の歌詞が書かれた額は高野さんが自宅に持ち帰り、思い出とともに保管する。
 同園は1957年に創立。高野さんは82~85年(昭和57~60年)に7代目の園長を務めた。84年、現在の園舎の完成に合わせて園歌と園旗を制作した。
 3番まである園歌には、船をモチーフにした園舎の「丸い窓」や、園から望む「きらきら海」、「そよそよ松風」「富士山」の言葉がある。当時は園児が上半身裸で走った同園名物の「堤防マラソン」も盛り込まれた。
 高野さんは「最初は専門家に依頼しようと考えたが、たくさん園の良い所が出てきてすぐに歌詞ができた」と振り返り、印象的な「ランランラン」のフレーズは「難しい言葉ではなく、園児らしくかわいらしくした」との思いを語った。
 当時のままの園内を懐かしそうに見回した高野さんは、熱心に研究発表会に取り組んだことや新園舎への引っ越しで園児が荷物を歩いて運んだこと、保護者が地元産のシラスを持ってきてくれた思い出などを語った。元PTA役員らは「園歌は今も耳に残る。高野先生に会えて良かった」と話した。
 「歌詞を見ると子どもの姿が思い浮かぶ。子どもも保護者も元気で活気があった」と高野さん。「時代の流れは仕方ないが、閉園は本当に残念。みんなの憩いの場として活用されれば」と園舎を見つめた。

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