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深良用水、歴史に光 通水350周年、記念誌完成 裾野

(2020/2/21 14:30)
記念誌完成を高村市長(右)に報告する編集委員たち=裾野市役所
記念誌完成を高村市長(右)に報告する編集委員たち=裾野市役所
完成した深良用水通水350周年の記念誌
完成した深良用水通水350周年の記念誌

 神奈川県箱根町の芦ノ湖と裾野市深良地区を結び、今年4月に通水350周年を迎える「深良用水」の記念誌が20日、完成した。全長1280メートルのトンネルを人力で掘った技術面の検証や換気口とされる「息抜き穴」の調査結果の記載に力を置き、歴史的な価値を浮き彫りにした。2千部発行し、市内小中学校や関係機関などに配布する予定。
 冊子はA4判152ページ。19年5月から東海大非常勤講師の井上輝夫氏ら編集委員3人が執筆に当たった。
 300周年時に記念誌を作製していて、今回はこれまで詳細な資料がなかった「息抜き穴」の現地調査を写真付きで報告するなど、深良用水建設に至るまでの背景、用水の管理や活用法などを9章に分けて説明した。「深良用水の開削」では、トンネル工事で使われた江戸時代の測量や掘削技術を、古文書や絵図を用いて分析した。
 20日に井上氏ら編集委員3人が市役所に高村謙二市長を訪ね、記念誌完成を報告した。井上氏は「300周年から50年が経過し、変化する様子を新たな要素として加えた」と説明。高村市長は「子どもたちが読んでも分かりやすい内容になっている」とたたえた。

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