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戦国末期の石垣確認、興国寺城跡で調査説明会 沼津

(2019/11/12 08:18)
本丸跡の中央部から出土した石垣や石造りの階段などの遺構(手前右)を見学する市民ら=沼津市根古屋の興国寺城跡
本丸跡の中央部から出土した石垣や石造りの階段などの遺構(手前右)を見学する市民ら=沼津市根古屋の興国寺城跡

 戦国武将・北条早雲の旗揚げの城として知られる沼津市根古屋の興国寺城跡について、同市教委は10日、2019年度に実施した発掘調査の現地説明会を行った。市民ら約200人が訪れ、歴史に思いをはせた。
 発掘調査は10月初旬から、本丸跡の中央部で実施。地下約1メートルの場所で石造りの階段や水路、石垣、土塀とみられる建造物の基礎などの遺構が見つかった。市教委によると、いずれも早雲没後の戦国末期に築かれたとみられる。興国寺城は従来、石垣を使わずに土塁などで防備を固めた東日本の城郭の特徴を反映していると考えられてきたが、今回の発見はこれまでの認識を覆す可能性があるという。
 現場からはクランク状の狭い通路「虎口(こぐち)」も確認され、市教委の調査担当者は「通路を曲がった先を見上げると、正面に天守台と伝わる建物跡が存在する。こうした構造から、権力者としての威厳を誇示する効果を狙ったのでは」と説明。今回の調査区画の北側には城主の居住エリアが存在したのではないかとの見解も示し、市民らは興味深そうに聞き入った。

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