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地中レーダー探査公開 富士市の前方後方墳「浅間古墳」

(2019/10/19 08:56)
地中レーダー探査の機材で地下構造を探る調査員(中央)=富士市増川の浅間古墳
地中レーダー探査の機材で地下構造を探る調査員(中央)=富士市増川の浅間古墳

 前方後方墳としては県内最大級とされる富士市の国指定史跡「浅間古墳」で地中レーダーによる探査が始まり、18日、報道機関や地元関係者に作業が公開された。同古墳の内部調査は初めて。10月末まで調査を行い、埋葬施設の有無などの調査結果は2019年度内に判明する予定。
 浅間古墳は、駿河湾を見渡す立地にある典型的な「海浜型前方後方墳」とされ、4世紀中頃に当たる古墳時代前期の後半に築造されたと考えられている。東西の長さ90・8メートルは県内最大規模で1957年に国指定史跡になった。97年に測量調査が行われたが、発掘調査は実施されず、詳しいことは分かっていない。
 地中レーダーによる調査は、埋葬施設の位置や形状を明らかにする狙い。他の古墳との比較により、詳しい築造時期や築造の背景を探る。
 この日は、測量会社の調査員が地中レーダーを使い、約1メートル幅で電磁波パルスを照射して進んでいった。この時期の古墳の多くで埋葬施設が設置されている後方墳部分で、モニターに物性の異なる場所を示す「ゆがみ」が表示され、来場者は画面に見入った。
 市文化財課の職員は「市内に分布する古墳群の調査は全国の研究者も注目している。浅間古墳を皮切りにさまざまな事実を明らかにしたい」と話した。

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