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北条早雲没後500年、興国寺城跡の研究紹介 沼津市立図書館

(2019/9/12 08:13)
興国寺城跡の最新研究成果を紹介した特別展=沼津市の市立図書館
興国寺城跡の最新研究成果を紹介した特別展=沼津市の市立図書館

 戦国大名北条早雲の旗揚げの城とされる国指定史跡・興国寺城跡(沼津市)の調査研究成果を報告した特別展「興国寺城と激動の東駿河」が11日、同市三枚橋町の市立図書館で始まった。18日まで。早雲没後500年に合わせ、市教委が発掘調査で得た新たな知見や先行研究を裏付ける出土遺物を紹介している。
 興国寺城に関する文献や発掘調査の様子を写した写真パネル42点と、城域で出土した縄文時代から17世紀初頭にかけての土器や陶器などの遺物約100点を展示した。木村聡学芸員によると、出土遺物の年代別点数をみると、早雲がいたとされる15世紀後半は、前半の約4倍の遺物が発見された。旗揚げを記述した1次史料が未発見の中、この時期に興国寺城が拠点化されたことを示す客観的な証拠という。堀などで大きな改変がされていたことも分かり、東駿河の拠点として、北条や武田、徳川など支配勢力が次々と入れ替わった激戦地だったことを物語っているという。
 市は3月、2001~18年度までの発掘調査結果をまとめた報告書を刊行。これらの成果を基に、来年度から史跡の保存活用計画を検討していく。16日午前10時から展示解説を行う木村学芸員は「絵図、文献、考古史料をそろえた展示は初めて。興国寺城の重層性を感じてほしい」と来場を呼び掛けている。

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