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福祉自動車の運行開始 住民有志が運転手、函南町中心部を往復

(2019/8/8 08:16)
運行を開始した高齢者福祉自動車=函南町内
運行を開始した高齢者福祉自動車=函南町内

 函南町の中心部から離れ、“交通難民”のお年寄りも多い函南パサディナ区(同町)で6日、地元自治会による「高齢者福祉自動車」の運行がスタートした。住民有志が交代で運転手を務め、高齢者を乗せて同区と町の中心部を往復する。高齢運転者による交通事故が全国で相次ぐ中、関係者は「安全で気軽に外出するための助けになれば」と期待する。
 福祉自動車は事前に申し込みがあった65歳以上の高齢者宅まで迎えに行き、町内の公共施設やJR函南駅、スーパーなどを回る。当面は8人乗りの乗用車1台を使い、毎週火、金曜と毎月6、16、26の各日に2便ずつ運行する。運営費や車の管理費は自治会費と町の補助金で賄い、ニーズに合わせて便数を増やしたり、ルートを変えたりして今後の運営方法も検討する。
 現在、同地区に住む人口1061人のうち、65歳以上の高齢者は半数近い約500人。区の中心にある公民館から最寄りのバス停までは約3キロあり、バスなどの公共交通機関を日常的に利用するのは困難という。山間部のため勾配も多く「(自家用車が)運転できなくなれば住めない」と話す住民も多い。
 運行初日の6日に利用した主婦(75)は「便利でありがたい。友人を誘ってどんどん利用する」と満足げ。小俣成区長(79)は「将来を見据えた取り組み。自分たちの活動を機に町全体で取り組んでほしい」と話した。

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