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「玖須美の古文書」完成 江戸以来の4000点余を目録化 伊東

(2019/4/23 08:12)
小野市長(左)に「玖須美の古文書」を寄贈した玖須美財産区の植松区長(中央)と高玉区議会議長(手前右)=伊東市役所
小野市長(左)に「玖須美の古文書」を寄贈した玖須美財産区の植松区長(中央)と高玉区議会議長(手前右)=伊東市役所

 伊東市の中心街を形成する玖須美区に江戸時代から伝来する古文書4091点を目録にまとめ、史料性の高い80点には解読文と解説を付けた書籍「玖須美の古文書」(A4判307ページ)が完成した。このほど、玖須美財産区の植松恵一区長と高玉和雄・区議会議長が市役所に小野達也市長を訪ね、35冊を寄贈した。
 玖須美は江戸時代の和田村と竹之内村が合併してできた地名。古文書は和田村名主の下田家に残された江戸時代の文書と、明治から昭和に玖須美区が作成した文書に当たる。
 長年、同財産区で保管していたが、2005年に市教委に寄託。07年から本格的に目録作りが始まり、3年前から重要文書の読解に取り組んできた。
 伊東の歴史を読み解く貴重な一次史料で、特に「御湯」「御城」との記載がある1650年(慶安3年)の「湯桶(おけ)の手間賃の受取証」は、和田村の温泉が実際に江戸城に運ばれたことを示しているという。編集に携わった金子浩之・市教委市史編さん担当主幹は「目録化によって史料の利活用が可能になる」と話した。
 定価1200円。市内書店などで販売している。

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