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火伏念仏、地域防火願う 富士宮・内野地区

(2019/3/15 08:12)
火災防止を願って念仏を唱える六斎衆ら=富士宮市の内野区民館
火災防止を願って念仏を唱える六斎衆ら=富士宮市の内野区民館

 富士宮市の内野区民館で14日、市無形民俗文化財に指定される火伏(ひぶせ)念仏が行われた。江戸時代初期から同地区で継承されている全国に類を見ない伝統行事で、住民が地域の防火安全を願って念仏を唱えた。
 火伏念仏は、周辺集落で発生した2度の大火をきっかけに火事の根絶を願い、1684年に始まったとされる。かつては新築や屋根のふき替えをした家を会場の「当屋」とする習わし。今年は初めて区民館が会場となった。
 「おんべ」「四天王」「大天狗」など燃えている火やそれを防ぐ意味合いを込めた飾りをあしらい、阿弥陀(あみだ)三尊の掛け軸をつるした。供え餅や投げ餅も用意した。
 六斎衆と呼ばれる住民8人が太鼓やかねを打ち鳴らし、「ナンマミダー、ナンマイダンブツ」などと歌うような独特の節回しで念仏を唱えた。行事の締めくくりには大勢の地域住民らが集まった。一斉に取り払った飾りを各家庭に持ち帰り、火よけのお守りとして用いるという。

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