お茶入り「漆喰」開発 焼津の左官職人増田さん

 焼津市柳新屋で左官業「しっくい工房龍政」を営む増田龍二さん(69)が、お茶を混ぜた独自の内壁用漆喰(しっくい)材「お茶漆喰」を開発した。増田さんは「お茶の作用で抗菌効果の高まりが期待できる。コロナ禍の住宅事情に適した内装材」と話す。

内壁にお茶漆喰を塗る増田さん。乾くとアイボリーっぽい色になる=藤枝市
内壁にお茶漆喰を塗る増田さん。乾くとアイボリーっぽい色になる=藤枝市

 漆喰は、室内の湿気を吸収、放出する調湿効果や消臭効果に優れるとされる。増田さんは50年以上の左官職人としての経験を基に、従来の材料に、保湿性に優れた岩石などを調合、湿気の吸収性を高めた独自の漆喰材を開発した。さらに抗菌作用を高め、静岡ならではの塗り壁を作ろうと県産くき茶を煎じたお茶を配合した。
 1月下旬に藤枝市の住宅リフォーム現場で初めて施工した。塗装時は茶色っぽいが、乾くとアイボリーのような色合いになる。新型コロナウイルス対策で換気の重要性が指摘される中、増田さんは「お茶漆喰の壁を普及させ、人々の健康維持や不安解消に貢献したい」と話す。問い合わせはしっくい工房∧電054(627)8164∨へ。

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