中学統合、入学前に交流　島田の北中校区４小と第一小６年生

　来年４月に島田市の北中と第一中が統合されるのを前に、北中校区の４小学校（伊久美小、相賀小、神座小、伊太小）と第一小の児童による交流授業が１日、同市の第一小で行われた。各校の６年生が集まり、出し物を互いに発表しあって、中学校生活を共にする仲間との交流を深めた。
　各校長と市教委らで組織する「カリキュラム検討委員会」が統合後の第一中で、豊かな人間関係を築き、円滑に教育活動が始動できるようにと授業を企画した。相賀小児童による太鼓の演奏で幕を開け、神座小児童は詩の朗読、伊太小児童は秋をテーマにした俳句を発表した。伊久美小児童は、同地区で昔から伝わる民話「さいもんさん」を題材にした音楽劇を披露した。
　第一小の西沢浩美教頭は「たくさんの出会いがこれから待っている。楽しい中学校生活を送ってもらえたら」と話した。