島田駅前「にぎわい」実験 イルミネーション合わせ車両通行止め
(2020/11/17 13:35)-
島田市はJR島田駅北口駅前広場や駅前緑地(通称・サンカク公園)などで21日から行うイベント「パークイルミネーション」に合わせ、21~23の3日間、一部道路を車両通行止めにしてにぎわいを創出する社会実験を行う。人工芝を敷くなどして駅前に公園のような空間を演出し「歩いて楽しいまち」の姿を提案する。
期間中は路線バス停留所を含む市道駅西通り線などで交通規制を行い、近隣に仮設の停留所を設ける。道路空間約400平方メートルに人工芝を敷き、メインとなるドーム型のイルミネーションを設置する駅前広場と駅前緑地、イベントスペースになる駐車場を自由に行き来できる居心地の良い空間を目指す。周辺の交通への影響や駐車場稼働状況なども調査し、今後のまちづくりに生かす方針。16日にはイルミネーションの試験点灯を行った。
同時開催のイベント「みんなのダイニング・100人コーヒー」は3日間で飲食や雑貨など延べ82店舗が出店し、ダンスやヨガなどのワークショップも行う。イベントを手掛けるサンカク公園プロジェクトの菱谷真美子代表は「出店者やお客さんと一緒になって一つの風景を作りたい」と話した。
21日夕方に点灯式やオープニングイベントを行う。
■手作り装飾キラキラ 公園のクスノキ
「パークイルミネーション」の会場の一つであるJR島田駅前の駅前緑地(サンカク公園)のクスノキには、21日のオープニングに向け、フィンランドの伝統的な装飾「ヒンメリ」が飾られた。
紙ストローや紙ひもに樹脂製のミラーを組み合わせながら組み立てた立体のオーナメントは、風に揺れたり、照明が当たったりするとキラキラと輝く仕組み。島田市内の放課後児童クラブに通う子どもたちや市民の有志が製作し、オーナメントにはそれぞれ願い事も書き入れた。
21日には子どもたちへの光る風船プレゼントなどを予定している。パークイルミネーションは2021年1月31日まで。
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