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鹿ん舞、OBら披露 「徳山の盆踊」中止に奮起 川根本町

(2020/8/16 10:29)
「鹿ん舞」を披露する参加者=川根本町徳山の浅間神社
「鹿ん舞」を披露する参加者=川根本町徳山の浅間神社

 川根本町徳山に伝わる国指定重要無形民俗文化財「徳山の盆踊」が新型コロナ感染拡大の影響で中止になったことを受け、かつて「鹿ん舞」を踊った有志が結集し15日、徳山地区内を練り歩き、住民らに踊りを披露する「鹿ん舞道行」を行った。
 鹿ん舞は畑の作物を荒らす鹿を追い払い、豊作を祈願したのが始まりとされる。白い鹿の面をかぶった雄鹿、牝鹿と鹿を追い払う農民役のひょっとこで構成する。参加者は、おはやしの軽快なリズムに合わせて、紅白のあや棒をくるくると回しながら初めは静かに、次第に大股で鹿が跳びはねるようにさっそうと舞った。暑さに負けない生き生きとした舞に住民からは拍手と大きな歓声が上がった。
 かつて鹿ん舞は、その年に成人する男性が披露していたが、現在は主に男子中学生が担当している。祭りが中止となり、「伝統の夏の風物詩。形だけでも実施したい」との思いから、成人時に踊った最後のメンバーを中心に構成し、練習に励んできた。雄鹿を担当した直里幸男さん(63)は「100点の出来ではなかったが、仲間と無事に終えることができた。一生の思い出」と満足げに話した。

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