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黒俣の太陽光発電施設計画 静岡市長、予定地を視察 事業者に説明求める方針

(2020/6/25 08:37)
新施設の予定地を確認する田辺信宏市長(左から3人目)ら=24日午前、静岡市葵区黒俣
新施設の予定地を確認する田辺信宏市長(左から3人目)ら=24日午前、静岡市葵区黒俣
太陽光発電施設予定地
太陽光発電施設予定地

 静岡市葵区黒俣に大阪府の事業者が進める太陽光発電施設の設置計画に土砂災害などを懸念する地元住民が反対している問題で、田辺信宏市長が24日、現地を視察した。計画を巡っては、地元の清沢地区自治会連合会が市に建設基準の厳格化などを求める要望書を提出。市議会最大会派の自民党市議団も現地視察し、関心を寄せている。田辺市長は視察後「住民の思いに寄り添いたい」として事業者に説明を求める方針を明らかにした。
 予定地は市中心部から北西へ約20キロ離れた県道沿いの山林。事業者の市への届け出によると、山林0・92ヘクタールを伐採し施設を設置する。森林法により1ヘクタールを超える森林の伐採は市の林地開発許可を得る必要があるが、1ヘクタール以下は届け出のみ。市は同日時点で届け出を受理していないが、不備がなければ受理しなければならない。
 ただ、予定地は砂防指定地のため、施設の新設や改築、竹木の伐採には県の許可が必要になる。県静岡土木事務所によると、同日時点で事業者から許可の申請は出ていない。
 県道を挟んだ隣接地には昨年8月から、約3400枚のソーラーパネルによる太陽光発電施設が稼働していて、韓国資本とみられる会社が事業を行う。新施設に反対する住民代表の柿平一恵さん(71)は「先にできた施設の敷地から雨で土が県道に流れたこともある。新施設も土砂崩れの懸念があり、しっかり管理されるかも分からない」と不安を訴える。田辺市長の視察には同自治会連合会の前田万正会長も同行し、既存施設に設置された排水路が機能していないことなどを伝えた。
 田辺市長は「今までの工事がずさんだったのではないかという疑問を持った。規制強化の観点から何ができるかを検討したい」とし、県とも連携して対応する方針を示した。

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