生花店でワイン堪能「どこでもバー」　静岡・葵区で初開催

　さまざまな個人経営の店舗でワインを楽しませ、魅力を再発見してもらう「どこでもワインバー」が９日、静岡市葵区の生花店「リ・フラワー」で初開催された。同店がある北街道沿いの商業活性化を目指す市が呼び掛け、集まった学生や市民有志が企画した。
　同市葵区の山梨県産ワイン専門店「ルート５２」が５種類のワインを提供。参加者は店主の山田瑞己さん（３０）の案内で、味わいの違いやシラスや静岡おでん、ツナなど地元食材の缶詰との取り合わせを楽しんだ。
　ワインを楽しみながら、生花を使ったフラワーコーディネートも体験した。「リ・フラワー」を経営する中村佐和子さん（５１）が花選びや雰囲気づくりのこつなどをアドバイスした。
　企画に参加した静岡大人文社会科学部１年の畔柳徹郎さん（１９）は「これまで知らなかった地域の個店の存在や、その魅力を発見してもらえればうれしい」と期待した。