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地元主体のバス運行 島田・鍋島地区で週2回、高齢者の足に 

(2019/9/21 08:27)
地元主体運行のバスに乗り込む住民=島田市身成
地元主体運行のバスに乗り込む住民=島田市身成

 バス路線の空白地区となっている島田市身成の鍋島地区で20日、同市初となる地元主体のデマンドバス「ゆめバス」の試行運転が始まった。町内会がボランティアで運転を行い、高齢者の買い物、通院といったニーズに合わせて週2回の運行に取り組む。
 市が10人乗りワゴンを貸与し、ガソリンや任意保険を負担する形で無償運行する。この日は4人が利用し、市内のスーパーへと買い物に出発。1人暮らしの女性(91)は「送り迎えのために遠くの家族に来てもらうのも大変だった。バス運行は夢のよう」と話した。
 同地区には23戸66人が暮らし、このうち24人が75歳以上。バス運行は市が一時継続を試みたが、利用が少なく3月末で休止した。今回は住民の力による運行を目指し、町内会の森田一彦会長の呼び掛けでスクールバス運転手の男性らが協力を申し出た。森田会長は「集落を支えてきた皆さんへの恩返し。高齢者が元気で安心に暮らせる地域を目指したい」と話した。
 市は同地区をモデルに地元主体運行の課題を洗い出し、有償運行を含めて空白地区のバス路線のあり方を検討する方針。

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