浜松医療センター クラスター1週間、苦闘続く【新型コロナ】

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した浜松市中区の浜松医療センターで、クラスターの認定から約1週間が経過した3日も、医療従事者や患者への感染確認が発表された。市内の感染者受け入れなど新型コロナ対応の中核を担う施設だけに、早期に収束させようと関係者の苦闘が続く。

新型コロナウイルスのクラスター関連の感染拡大が続く浜松医療センター=3日午後、浜松市中区
新型コロナウイルスのクラスター関連の感染拡大が続く浜松医療センター=3日午後、浜松市中区

 医療センターと市によると、3日公表分の時点で医療従事者の家族・親族も含め、累計で44人の感染が判明した。主な内訳は医療従事者14人、患者27人。これまでの感染者は、いずれも同じフロアにある二つの病棟に集中している。コロナ患者の専用病棟ではないという。
 外来や救急診療などは継続しているが、院外の新型コロナ感染者の新規入院は停止し、市内の他の医療機関が受け入れている。センターの担当者は「医療従事者も感染し、厳しい状況だが、残るスタッフで何とか回している」と語る。
 センターは院内に対策本部を設置し、感染者と接触の可能性があった医療従事者や患者らに複数回の検査を実施。感染の把握と拡大防止を急ぐ。感染が広がった原因は特定できていないが、多くの人が触れる共用部の可能性もあるとみて、消毒の強化や目を保護するシールド着用などを進めている。
 同センターの矢野邦夫院長補佐は「迅速な検査で感染者をいち早く見つけ出すことが重要。対策を尽くし、一日も早く終息させたい」と強調する。

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