変異種、県内で感染か 20代女性、県外移動なし【新型コロナ】

 英国で流行している変異型の新型コロナウイルス感染が確認された静岡県内の男女3人のうち20代女性が、ウイルスに感染した可能性のある期間に県外への移動歴がないことが19日までの県への取材で分かった。厚生労働省のクラスター対策班は女性が県内で変異種に市中感染したとみて調査している。川勝平太知事は同日午後に開く臨時記者会見で県独自の「感染拡大緊急警報」を発出し、感染予防の徹底を県民に改めて求める。

静岡県内で確認された変異種の新型コロナウイルス感染者の相関図
静岡県内で確認された変異種の新型コロナウイルス感染者の相関図

 厚労省などの発表では、変異種に感染したのは20代女性と、この女性の濃厚接触者に該当する40代女性、さらに60代男性の3人。女性2人と60代男性には接触の関連性が確認されておらず、対策班は60代男性の感染経路についても調べている。
 これまでの調査では、20代女性の別の濃厚接触者を県外の保健所が調べたところ、変異種感染の疑いが浮上し、県は厚労省の依頼を受けて20代女性と40代女性の検体を国立感染症研究所に送付。18日に英国由来の変異種感染が確定した。県は発症の経緯から20代女性が最初に感染し、県外の保健所が調べた濃厚接触者と40代女性にそれぞれ感染が広がったとみている。
 県は厚労省の依頼に合わせ、20代女性と40代女性と同じ地域に住む他の陽性者12人の検体も同研究所に送ったところ、60代男性の変異種感染が判明。その後、60代男性の濃厚接触者1人の陽性が分かり、現在、変異種かどうか調べている。
 感染した3人は今月上旬に発症した。いずれも軽症。女性2人は回復し、60代男性は自宅療養中。3人とも発症後は不特定多数と接触していない。

SNSでシェアするSHARE

いい茶0