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病床分離/看護チーム制/ゾーニング「高水準の対策したが…」 院長苦渋、患者に謝罪 静岡済生会クラスター【新型コロナ】

(2020/11/20 07:02)
県内3例目の病院のクラスターに認定された静岡済生会総合病院=19日午前、静岡市駿河区
県内3例目の病院のクラスターに認定された静岡済生会総合病院=19日午前、静岡市駿河区

 「高いレベルの感染症対策をしていると思っていたが、その認識が否定された」。新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者集団)が発生した静岡済生会総合病院(静岡市駿河区)の石山純三病院長は、19日に開いた記者会見で苦渋の表情を浮かべ、患者らに謝罪した。
 同病院は8月から新型コロナウイルス感染者の受け入れを開始。一つのフロアの約50床を「コロナ病床」と「一般病床」に分けて完全分離し、それぞれに対応する看護師も2チームに分けて患者を担当するようにした。
 病室は「レッド」、防護具の着脱する廊下を「イエロー」、それ以外を「グリーン」と分けるゾーニングを徹底。看護師は異なるチームが同じタイミングで休憩室を使わないようするなどの対策を講じていた。
 それにもかかわらず院内感染が発生し、19日までに看護師と患者、事務員計17人の感染が確認された。同病院は入院患者や医療従事者計184人を検査していて、まだ87人の結果が出ていない。
 同病院は感染症指定医療機関ではない。患者や医療従事者の動線は分けていたが、コロナ患者と一般患者が同一のフロアにいた。石山病院長は「ワンフロアをコロナ患者専用にすると、本来担う医療分野での病床不足になってしまう」と述べ、対策の難しさを指摘した。「われわれの対策のどこがいけなかったのか。これから検証しなくてはいけない」とし、外部委員を交えて対策を検証する方針を明らかにした。

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