静岡新聞NEWS

浜松の繁華街で緊張再び 2店舗でクラスター【新型コロナ】

(2020/11/19 17:15)
「スービック」が入居するビル=18日午後、浜松市中区伝馬町
「スービック」が入居するビル=18日午後、浜松市中区伝馬町
入居ビル前にある「パブ アモール」の看板=18日午後、同区千歳町(画像の一部を加工しています)
入居ビル前にある「パブ アモール」の看板=18日午後、同区千歳町(画像の一部を加工しています)

 浜松市中区の繁華街で再び発生した新型コロナウイルスの飲食店でのクラスター(感染者集団)。感染者は18日までに発表された「パブ アモール」「スービック」の2店舗の従業員だけで計27人に上り、来店客や従業員家族らに拡大する可能性もある。中心街の飲食店関係者は同日夜、「これ以上事態が悪化したら店が持ちこたえられない」と困惑しながら、「対策徹底しか手はない」と改めて気を引き締めた。
 ▶感染者数市町別内訳・マップ 静岡県内
 「クラスターのうわさは16日には流れていた。陽性者は増えるだろうし、うちの従業員も不安がっている」
 中心街で外国人従業員が接客する飲食店(フィリピンパブ)を経営する男性は念のため、18日夜は店を臨時休業にした。濃厚接触者がどこまで増えるか、全容は見えていない。男性は「2店舗の客が他店にも行ったかもしれない。営業を再開した場合、常連客が過去にこの2店を使ったかどうかの確認は難しい」と戸惑った。
 両店舗には多くの外国人従業員が在籍し、別の仕事と掛け持ちをしていた可能性もある。市によると、2店舗のうちアモールでは従業員のマスクの着用や間仕切りの設置、検温などの感染防止対策を講じる一方で、カラオケなどを利用していたとみられる。
 近隣のキャバクラ店の30代男性店長は客足が再び減ることを懸念するが、現時点で一時休業は考えていない。「コロナと共存する前提で経済活動をしないと、街がだめになる」と今後を危ぶむ。
 繁華街は夏以降、飲食店の閉店が相次ぎ、空きテナントが目立ってきた。県社交飲食業生活衛生同業組合浜松支部の神谷善彦支部長(86)は「テナント料が払えない、と悲鳴を上げるバーやスナックの経営者は多数いる。忘新年会も期待できず、特に小規模店は死活問題に陥る」と訴える。
 全国の組合加盟店の従業員から感染者が出ていない現状を挙げ、「仲間の店同士で情報や対策を共有できている。できる限りの防止策を徹底するしか、業界として生き残るすべはない」と強調した。

静岡医療・健康・福祉の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿