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新型コロナ同時流行を警戒、インフルエンザ予防接種の希望者増 供給量は十分、医師ら「焦らずに」 静岡県内

(2020/10/28 09:03)
例年より希望者が多いとされるインフルエンザのワクチン接種=27日午後、静岡市駿河区の「かわはら医院」
例年より希望者が多いとされるインフルエンザのワクチン接種=27日午後、静岡市駿河区の「かわはら医院」

 新型コロナウイルスとの同時流行が懸念される季節性インフルエンザについて、静岡県内でワクチンの早期接種を希望する人が例年より増えている。優先接種が可能とされた高齢者のほか乳幼児も同様の傾向。県内では27日、今季初のインフルエンザ感染が確認され関係者は「関心はさらに高まるのでは」とみる。
 静岡市駿河区の小児科「かわはら医院」では同日午後の診療が始まると、親子連れがひっきりなしに訪れた。10月初旬の接種開始から連日、同程度の来院がある。9月に予約の受け付けを始めたところ「12月までの日程が半日でほぼ埋まった」(河原秀俊院長)という。
 インフルエンザのワクチンを巡っては、厚生労働省が今月1日から重症化リスクの高い高齢者に優先接種させる措置を取り、高齢者以外は26日以降に接種するよう求めた。これに対し日本小児科医会は「乳幼児もリスクは高く優先順位は高い」と主張。市静岡医師会理事でもある河原院長は「市内では多くの小児科が10月始めから接種を始めた。希望者は多い」と指摘した。
 三島市のある内科医院は10月以降、65歳以上のワクチン接種者が340人に上った。例年の1・5倍ほどの多さという。予約を取らないシステムのため院内が混雑することもあった。院長は「多くの人が安全に速やかに接種を受けられるよう心掛けている」とした。
 今後、高齢者と乳幼児以外の世代が本格的な接種時期を迎えるのに当たり心配されるのがワクチン不足。ただ厚労省によると、今季の国内ワクチン供給量は2015年以降で最大の約6650万人分を確保できる見込み。県内の複数の病院、診療所関係者は「こまめに情報をチェックすれば焦ることはない」と声をそろえた。

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