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浜松感染6人、クラスター 商工会議所青年部、23日開催の交流会に参加【新型コロナ】

(2020/10/28 06:45)
浜松市役所
浜松市役所

 浜松市は27日、新たに新型コロナウイルス感染を確認したと発表した8人のうち5人が浜松商工会議所青年部の会員で、23日に市内で開催された交流会に参加していたと明らかにした。同青年部の感染者は前日確認分と合わせて計6人となり、市はクラスター(感染者集団)が発生したとみて、濃厚接触者らの把握と検査を急いでいる。静岡県内でのクラスター発生の確認は、9月30日の静岡市葵区の住宅同居者(最終的に関連計7人)以来で12例目。
 ▶感染者数市町別内訳・マップ
 浜松市によると、5人はいずれも同市在住の男性4人、女性1人。年齢は40代が3人、高齢でない成人が2人。市が10月26日に感染確認を発表した1人がこの交流会に参加していたと分かり、濃厚接触者として検査を受けたという。
 交流会の参加者は約70人で市内の飲食店を貸し切り、フェースシールドの着用や参加者への検温といった感染防止対策を講じていた。このうち既に感染が確認された人を含む26人が2次会で別の飲食店に移動した際、参加者の一部にマスクを外す、席を移動するなどの行動があったという。市は、この26人に感染者の家族や知人らを加えた計約60人を対象にPCR検査を進めている。
 同市で27日に感染が確認された他の3人は浜松市東区の40代男性会社員、市内在住の高齢でない成人女性、市内在住の30代会社員。女性と30代会社員は、既に感染が確認された人の濃厚接触者。
 県は同日、吉田町に住む高齢でない成人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県によると、発症2週間前に県外への移動歴はなかった。25日夜に咽頭痛の症状が現れ、26日のPCR検査で陽性が分かった。発症までの3日間は自家用車で出勤し、勤務した。感染経路は不明。
 県内の累計感染者数は、604人(再陽性者を含め605人)。

 ■動揺 浜松商議所「対策してきたのに」
 浜松商工会議所青年部の会員5人が新型コロナウイルスに感染したことが確認された27日、同商議所や青年部内に動揺が広がった。前日確認分と合わせ感染者は計6人。23日に浜松市内で開催した東北復興を支援するオンライン交流会後の2次会で感染が広がった可能性があり、関係者は「これまでずっと予防対策に十分気を付けていたのに」と肩を落とした。
 約70人が参加した市内の飲食店での同交流会は基本的に飲食中もフェースシールドを着用したり、座席の移動を制限したりするなど入念な感染対策を講じたという。出席者によると、その後に訪れた別の飲食店での懇親会も複数のテーブルに分かれ、料理も個別に提供した皿で食べるなど「常識の範囲のコロナ対策を取った」という。
 交流会などに参加しなかった青年部員は「これまでも部員に行動履歴の報告を求めるなど高い意識を持って活動したのに、なぜ」と絶句した。役員の一人は「非常に残念。保健所の指示に誠心誠意対応する」と語った。青年部は31日に予定している同市内で開催予定の親子交流イベントについて、近く開催の可否を判断する。
 青年部を所管する市商工会議所の職員の感染はない。同商議所役員は「商議所内の会合やイベントなど、今後の活動はこれまで以上に対策に万全を期さねば」と話した。

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