静岡新聞NEWS

コロナ予防策など解説 静岡がんセンターのオンライン講座始動

(2020/10/18 11:45)
オンライン形式で実施した公開講座。山口総長らの講話を生配信した=沼津市のサンフロント
オンライン形式で実施した公開講座。山口総長らの講話を生配信した=沼津市のサンフロント

 がん医療について学ぶ県立静岡がんセンター公開講座2020「がんと感染症の最新情報」(静岡新聞社・静岡放送主催、スルガ銀行特別協賛)の初回講座が17日、始まった。山口建総長と倉井華子感染症内科部長が、新型コロナウイルスに関する最新情報や予防策を解説した。
 倉井部長は各国の研究データを示し、“未知のウイルス”だった新型コロナの実態や対策が徐々に判明してきたと説明した。症状については、呼吸苦や発熱が7割で潜伏期間は約5日▽味覚や嗅覚異常が単独で生じるのはまれ▽無症状者は3~4割▽高齢者と基礎疾患がある人が重症化しやすい-という。また、感染力のピークは発症2日前~1日後のため、発症前に他人に感染させる可能性が高いと指摘。自覚症状がなかったとしても、マスクを着用して飛沫(ひまつ)感染のリスクを抑えることが重要だと強調した。
 インフルエンザが流行する冬に向けては、手指衛生や3密を避けるなどの基本的な対策に加え、ワクチン接種を行うことで「インフルも新型コロナも流行させない世界になってほしい」と話した。
 山口総長は、新型コロナによる死者数が全国と比べて少ない本県は「うまく対応できている」と評価した。現在の対策を継続した上で、行政による検査をさらに充実させることが重要だと述べた。がんによる死者数は新型コロナより多いにもかかわらず、コロナを恐れてがん検診の受診控えが起こっていると指摘し「がん対策も怠ってはいけない」と注意を促した。
 公開講座は新型コロナ対策で初めてオンライン形式で実施した。県外の約140人を含む約1200人が聴講者登録をしている。

静岡医療・健康・福祉の記事一覧

ニュースアクセスランキング

  • 読み込み中です・・・

SBSテレビチャンネル

YouTube
こどもみらいプロジェクト「おやこアットエス」
静岡新聞SBSスクープ投稿