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静岡・浜松「いのちの電話」相談再開 「コロナ不安 耳傾ける」

(2020/6/1 07:52)
相談再開に向けて電話機を除菌する「浜松いのちの電話」の関係者=浜松市内
相談再開に向けて電話機を除菌する「浜松いのちの電話」の関係者=浜松市内

 電話で悩みを聞き自殺防止につなげる静岡、浜松両市の「いのちの電話」が1日、新型コロナウイルスの影響で休止していた電話相談を再開する。相談員間の感染防止のため、当面規模を縮小して運営するが、関係者は「相手の言葉に耳を傾け、気持ちを少しでも落ち着けられたら」と意欲を示す。
 浜松いのちの電話は新型コロナ特措法に基づく国の緊急事態宣言が全国に発令されたのを受け、4月19日に相談を休止した。「身近な人に感染しないか不安」「仕事がなくなり悩んでいる」など新型コロナ関連の相談が増えていたが、高齢の相談員が多く、重症化リスクを踏まえて判断した。鮫島道和事務局長は「休止中も電話は鳴りっぱなしで心苦しかったが、相談員から感染者を出すわけにはいかない」と説明する。再開にあたり、電話機の除菌や検温を徹底する感染防止ガイドラインを策定した。通常は浜松市内の事務所の一室でボランティアの相談員2人が電話機2台で毎月約千件の相談に対応しているが、当面は1人体制にする。
 再開後は新型コロナ関連の相談が相次ぐと予想される。経済的な困窮など具体的な悩みには関係機関の相談窓口を紹介できるよう、電話番号をまとめた紙を受話器周辺に掲示した。鮫島事務局長は「過去に例のない社会情勢で、悩みや不安は多いはず。どんな事情でも気持ちを受け止めるので相談してほしい」と話す。
 静岡いのちの電話は感染防止のため、相談員が2部屋に分かれて電話対応にあたる。一方、外出自粛の影響で相談員を十分に確保できず、月1回の24時間対応は6月は実施しないという。

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