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未承認薬に鉛、健康被害 個人輸入、静岡県が注意呼び掛け

(2020/3/27 07:57)
通常の摂取量を大幅に上回る鉛が検出された未承認の医薬品(静岡県提供)
通常の摂取量を大幅に上回る鉛が検出された未承認の医薬品(静岡県提供)

 静岡県は26日、強壮効果を目的に国内未承認の医薬品を個人輸入した県内の男性が、健康被害を受けたとみられると発表し、こうした「無承認無許可医薬品」を使用しないよう注意喚起した。
 県によると、男性は2019年7月に通販サイトを通じ「ペニソール」と呼ばれるカプセル剤をインドから個人輸入した。同月から服用したが、9月に勤務先の健康診断で倦怠(けんたい)感を訴え、11月までの血液検査で鉛の血中濃度が高いことが分かった。同月下旬に産業医から相談を受けた県が製品を調べたところ、カプセル1個から、通常の食生活で1日に摂取する量の約200倍に当たる鉛が検出された。
 製品の外箱に医薬品成分を含有している表示があったが、国内では未承認の製品だった。購入したサイトは海外の事業者が運営しているため、県は厚生労働省へ通報した。
 県薬事課によると、ペニソールに関連する健康被害の報告は全国初とみられる。担当者は「未承認の医薬品は予期せぬ健康被害を生じる恐れがある。服用しないでほしい」と呼び掛けている。

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