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産科・小児科の充実を柱 静岡県医療審、医師確保計画で素案

(2019/12/26 07:32)
静岡県の医師偏在指標状況
静岡県の医師偏在指標状況

 静岡県は24日、静岡市内で開いた医療審議会で、本年度初めて策定する医師確保計画の素案を示した。産科・小児科の医師確保に向けて、専門医研修の内容や指導体制を充実させ、若手医師の確保につなげる方針を盛り込んだ。厚生労働省が算定した最新の医師偏在指標も公表。本県全体の指標は都道府県別で39位のままで、2次医療圏別の指標も大きく変わらなかった。
 医師確保計画案では診療科別で不足している産科・小児科医の確保を柱の一つに据えた。小児科の医師偏在指標(暫定値)は47都道府県中45位で「相対的医師少数県」と位置付けられ、地域の医師偏在も大きい。
 臨床研修医の定着促進に向けては、地域別の研修に加えて産婦人科や小児科の診療科別研修も支援するほか、県医学修学研修資金の貸与資格者に産科小児科の専攻医を対象に含め、不足感の強い診療科への誘導を図るという。診療科別の研修を受けられる病院が県西部に偏る現状も明記した。女性医師や高齢医師の活躍支援に関しては院内保育所の整備などを通じて、多様な働き方ができる勤務環境を推進するとした。
 委員からは「医師数だけでなく医療の質が重要だ」「人口が減少していく中で地域の実情に合った対応を」などの意見が出された。
 医師偏在指標は最新の都道府県別の患者流出入を踏まえた数値に更新。県内の医療圏別指標は「医師多数区域」「中位区域」「医師少数区域」の区分に変動はなかった。

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