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静岡いのちの電話、相談員拡大に苦戦 ボランティア参加呼び掛け

(2019/12/3 08:13)
「静岡いのちの電話」の相談員数の推移
「静岡いのちの電話」の相談員数の推移

 自殺の予防を目的に活動する社会福祉法人「静岡いのちの電話」が、不安や悩みを抱える人からの電話に対応する相談員の拡大に苦戦している。法人事務局によると、11月末現在で前年比5人減の87人に落ち込んでいて、年間1万2千件ほどの相談に十分に対応するために「100人体制を確立したい」と新たなボランティアの参加を呼び掛けている。
 1999年に始まった同法人は県中部と、2017年開設の東部・伊豆をカバーする三島分室を運営。相談時間は正午から午後9時まで、365日体制で受けている。静岡市の60代の相談員は「電話の終わりに『気持ちが軽くなった』と言ってもらえることがやりがい」と強調する。14年には相談員数が過去最多の93人となった。
 ただ、相談員は無報酬で精神的なストレスも小さくなく、高齢化が進んでいる状況。同法人によると、利用者からは「電話がなかなかつながらない。回線を増やしてほしい」という声も出ているといい、南荘和明事務局長は「人員はぎりぎり。相談員の活動には家族の理解も必要だが、人の心に寄り添う『究極のボランティア』。多くの人に興味を持ってほしい」と話した。
 相談員の募集は20年2月3日まで。23歳からおおむね65歳の人が対象で、1年半の研修を経て相談員となる。

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