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検診車で気軽に歯科CT 口腔がん早期発見、沼津から啓発

(2019/11/25 17:00)
歯科専用のCTなどを積んだ検診車で作業する広岡さん。「気軽に検診を」と呼び掛けている=11月中旬、清水町徳倉
歯科専用のCTなどを積んだ検診車で作業する広岡さん。「気軽に検診を」と呼び掛けている=11月中旬、清水町徳倉

 口の粘膜疾患を診断する静岡県沼津市の専門歯科医らが、歯科専用のCTなどを積んだ車両を用いた移動型歯科検診を始める。最先端の機器と専門医がコラボレーションし、口腔(こうくう)がんの早期発見につなげていく。歯科検診は受診率が低く、歯科医らは「気軽に詳細な検診ができるシステムを静岡から広げたい」と意気込む。
 検診車を持つ清水町の医療機器レンタル業「メディカルファンデーション」社長の広岡喜代人さん(50)と、細胞診専門歯科医の庵原明倫さん(51)=沼津市=が検診を手掛ける。粘膜疾患を診断する細胞診の資格所有者は全国で約100人、県内は庵原さんのみという。
 歯科では疾患による自覚症状が出にくく、命に関わる病気ではないという認識から検診率が低い。口腔がん早期発見システム全国ネットワーク副理事長の庵原さんは「虫歯や歯周病で死ぬことはないと医者にかからない人が多いが、口腔がんは命を奪う病気」と強調。日常生活や人とのコミュニケーションにも支障を来すこともある。「発見が遅いと悲惨な状況になってしまう。何としても早い段階で食い止めたい」と力を込める。

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