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認知症見守る地域へ 浜松の住民ら、徘徊高齢者への声掛け訓練

(2019/11/24 08:34)
徘徊する高齢者役の男性(手前左)に行き先などを尋ねる地元住民=浜松市中区高丘東
徘徊する高齢者役の男性(手前左)に行き先などを尋ねる地元住民=浜松市中区高丘東

 浜松市中区の地域包括支援センター高丘と高丘自治会は23日、認知症の高齢者の見守り態勢強化に向け、徘徊(はいかい)高齢者への声掛け訓練を行った。認知症の人を演じた同センター職員に、地元住民らが「今日はどちらにお出掛けですか」などと尋ねた。
 認知症の75歳男性が、約1・5キロ離れた北区三方原町の長女宅に歩いて向かっているという設定。同センターの社会福祉士岡野有秀さん(65)が役を演じ、「模擬訓練中」の表示カードを取り付けた歩行器を押して約2キロ歩き続けた。
 他のセンター職員らは「認知症になっても安心して暮らせる街を目指します」と書かれたのぼり旗を掲げて歩き、岡野さんとすれ違った住民らに訓練の趣旨を説明した上で、声掛けを依頼した。
 今回の訓練は高齢者の家族や警察には連絡せず、住民に声掛けに慣れてもらうのが目的。訓練に参加した住民は「三方原は少し遠くありませんか」「途中まで一緒に行きましょうか」と優しく声を掛けて安全を気遣った。
 同センターは市の委託で中区北部地区の地域包括ケアを担っている。声掛け訓練は同地区で初めて行った。同センターの伊藤智香子看護師は「今後は警察などに連絡する訓練も考えたい」と話した。

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