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障害者、伊豆素材で草木染 伊東の工房が独自ブランド始動

(2019/8/7 09:35)
障害者による草木染のブランド「ひかりいろ」の製品。生田代表が特徴を説明する=伊東市川奈のひかり工房
障害者による草木染のブランド「ひかりいろ」の製品。生田代表が特徴を説明する=伊東市川奈のひかり工房

 伊東市川奈で障害者による草木染に取り組む「ひかり工房」が、独自ブランド「ひかりいろ」を立ち上げた。伊豆半島で採取、栽培した自然素材で染め上げた自社製品の製造と染色委託を中心に事業展開し、本格的な障害者の就労につなげる。
 工房は、知的、発達障害児の療育施設を運営する一般社団法人「ひかり」が、利用者の高校卒業後の就労につなげようと2017年7月に設立した。
 もともと16年11月に療育プログラムとして草木染を始めたが、約3年で自家栽培の蓼藍(タデアイ)による青色、梅の木に生える梅苔(ウメゴケ)の紫色など6色の高い染色技術を習得。高級衣料品ブランドから染色の依頼を受けるなど、年間100万円を売り上げるようになったことからブランド化に至った。
 製品は靴下やマスク、ニット帽など。自然素材で肌に優しい特徴を生かし医療分野への販売展開も模索する。10月からはファルマバレーセンター(長泉町)でワークショップを開催する予定だ。
 工房の作業員は現在3人。施設には3~18歳の約50人が通い、5年以内に約20人が高校を卒業する。同法人の生田一夫代表理事は「身に付けることで人を元気にできる製品を目指す。子供たちが工房で仕事をして、しっかり工賃を受け取れるようにしていきたい」と意気込んでいる。

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