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10連休半ばに通常診療を実施 静岡県内の一部病院

(2019/4/12 08:15)

 静岡県内の一部病院が皇位継承に伴う10連休(27日~5月6日)の半ばに数日程度、自主的に通常診療を行うことが、県の11日までの調査などで分かった。県によると、4月30日と5月2日に午前、午後のいずれも診療すると回答した病院は約4割に上った。かかりつけの患者らに配慮した対応とみられる。
 調査は病床数20床以上の病院177施設を対象に実施した。それによると、今年に限って祝日となる5月1日を挟んだ4月30日と5月2日に開院するケースが目立った。午前だけ開院すると答えた施設もあった。5月1日は2割近くが通常診療するとした。
 県立総合病院は5月2日を通常診療とする。年末年始などの連休でも過去に取らなかった措置といい、担当者は「医療提供体制を確保するよう求めた厚生労働省の通達も踏まえ、判断した」と話した。
 調査対象外だった小規模な診療所も個別に開院、休診の対応を取る。このうち30日と5月2日の午前に開院する沼津市内の医院は「10日間の空白は患者にとって不安につながる。訪問診療も行っており、かかりつけ医としての対応を心掛けた」と理由を述べた。
 期間中の診療状況は病院、診療所ともに医療情報サイト「医療ネットしずおか」で検索できる。また県は、子どもの急な発病に医師らがアドバイスする「静岡こども救急電話相談」も稼働するとし、「情報を有効活用してほしい」と呼び掛ける。

 ■10連休、1次救急体制を確保 県内医師会、早期に対応
 皇位継承に伴う10連休(27日~5月6日)中、静岡県内の医療機関は土曜・休日当番医を適用して1次救急体制を確保する。当番医のシフトを作成する各地の医師会が10連休が成立する見通しとなった時点で会員医師に協力を呼び掛けるなどして地域医療の維持に動いた。2次救急も通常通り総合病院などが輪番制で対応する。
 10連休を巡り政府は国民生活に支障を来さないよう各方面に対処方針を示すなどしていた。県は「利用者が情報を適切に活用すれば混乱は生じない体制が整った」としている。
 休日は午前8時半から午後7時までの在宅当番と、午後7時から同10時までの急病センター制を取る静岡市。葵、駿河両区を担当する市静岡医師会は本年度前期分のシフト表を例年より2週間早く、2月までに作成。会員医師の協力もあって大幅な差し替えなどは生じず、通常時と同様、在宅当番、急病センターを合わせて1日総勢10人前後の人員を確保した。
 県によると、他地域でも当番医シフトは滞りなく組まれているとみられ、「2次救急も含めて人繰りに困っているなどの報告はない」としている。
 三島市医師会は当番医のシフト作成は平日の夜間を含め365日を通じた作業であると指摘。「日頃から『安心できる地域医療の実現』という目的の下、医師の学会日程や私用などを尊重して組んでいる。今回はその延長」と強調した。
 

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