静岡県護国神社「みたま祭」 万の明かりで戦没者慰霊
静岡市葵区の県護国神社で13日、戦没者を慰霊する「万灯みたま祭」が始まった。約1万個のちょうちんに明かりがともり、幻想的な雰囲気が漂う。新型コロナウイルスの影響で、恒例の夜店などは中止した。15日まで。
県遺族会主催の献灯式も規模を縮小。例年は各地から遺族約千人が集まるが、今年は役員ら50人に限定した。
夫の父親を太平洋戦争で亡くし、みたま祭を初めて訪れたという静岡市駿河区の女性(77)は「戦争がなく、皆が明るく暮らせる世の中であってほしい」と願った。