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初の共通テスト「密生まぬ」 換気は、消毒は…静岡県内大学準備

(2020/12/17 10:09)
大学入学共通テストで試験室として使われる予定の教室=16日午前、静岡市駿河区の静岡大
大学入学共通テストで試験室として使われる予定の教室=16日午前、静岡市駿河区の静岡大

 来年1月16、17日の大学入学共通テスト第1日程まで1カ月を切った。大学入試センター試験の後継として初めて実施される同テスト。静岡県内では約1万5千人が受験を予定している。新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、21会場で受験生を受け入れる各大学は大学入試センターのガイドラインに基づき、不測の事態も想定しながら慎重に準備を進めている。
 ガイドラインは文部科学省の指針に基づき、受験生にマスク着用を義務付けるとともに「座席はなるべく1メートル程度空ける」「換気は少なくとも1科目終了ごと」「できるだけ全ての窓を10分以上開放するのが好ましい」などと定める。感染リスクが高いとされるトイレでの対策も設けられ、各大学は受験生が列での間隔を詰めすぎないよう待機場所の印を廊下に付けたり、入念な手洗い・消毒を呼び掛ける張り紙を掲示したりする。
 三島市の日大国際関係学部はガイドラインに加え、今春購入したふた付きのごみ箱を置くなど入念に対策する。6280人が8会場に集まる静岡市駿河区の静岡大の担当者は「ガイドラインにあるように開場時間を早めるなど、密を生まない工夫を検討している」と語る。
 追試について、センター試験は1日単位でしか認めていなかったが、今回の共通テストは、体調不良者はその時点で終わっていない科目から受けられる。このため申し出が増える可能性がある。濃厚接触者は、検査で陰性かつ無症状などを条件に別室受験可。感覚過敏などの理由でマスクを着用できない受験者も事前申し出により別室で受験できる。
 県立大(静岡市駿河区)は別室受験者数が例年より増えることも想定し、利用する「予備室」の数を大幅に増やし、監督者の人数も調整している。濃厚接触者は試験室までの動線を一般受験者と分離するルートを設定する。
 大学入試センター(東京都)の担当者は「各校からの問い合わせの内容は幅広いが、体調不良者への対応に関する質問がやや目立つ印象。志願者からは今のところ、(感覚過敏などの理由で)マスクを着用できないという申し出や問い合わせが多い」と話した。

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