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コロナ禍の卒業式、どう開く…悩む大学 静岡県内、方針決定3校

(2020/12/13 08:40)
来春の卒業式を見据え袴を試着する学生=静岡市葵区の「京都むらまつ」
来春の卒業式を見据え袴を試着する学生=静岡市葵区の「京都むらまつ」

 2021年春の卒業シーズンまで3カ月。新型コロナウイルスの「第3波」に見舞われている静岡県内では、卒業式や学位記授与式の具体的な開催方法を決めかねている大学・大学院も多い。「袴(はかま)を予約したいが、開催の有無がまだ分からない」-。先行きが見通せず不安を抱く学生に少しでも安心してもらおうと、新たなサービスを用意する貸衣装業者もみられる。
 「学校から卒業式の情報がついに出た。人生の節目にぜひ袴を着たいと思っていたので、これで予約に踏み切れる」。常葉大4年の高山みなみさん(22)は喜ぶ。同大は11月中旬、3月の卒業式・修了式について「各キャンパスで学部や研究科、学科ごとに式典を開催。全体式典は中止」「保護者らの不参加」などの方針をホームページで示した。高山さんは「コロナの状況次第で変更もあると思うが、大学が実施に前向きと分かっただけでも良かった」と安堵(あんど)する。
 県内の大学・大学院のうち、11月末時点でおおむね決定したのは、同大と静岡産業大、聖隷クリストファー大の3校にとどまる。静岡産業大は卒業式を学生だけの出席とし、保護者らに配慮してライブ中継を予定している。他の大学・大学院は検討中。県立大は未定としたが、会場と実施日の予定はホームページで公表した。
 卒業式を彩るのは学生の華やかな袴姿。コロナ禍でも予約に踏み切れるよう、貸衣装業者も知恵を絞る。
 浜松市東区の貸衣装店「みずほ貸衣装」は、コロナ禍による卒業式中止などで着る機会が全く無くなった場合は、キャンセル料を無料にする。
 静岡市葵区の貸衣装の老舗「京都むらまつ」は、同様の場合にキャンセル無料とするほか、予約者と随時メールで情報交換し、大学の決定に合わせてプランを修正できるようにしている。村松佑基店長(36)は「本年度は卒業式ぎりぎりまで予約がずれ込む可能性がある。柔軟な対応を心掛けたい」と話す。

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