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地震の歴史から“備え”考える 静大生講師に防災授業 袋井

(2020/11/18 14:00)
学生の支援を受けながら、津波を避けるための高台移転について意見を交わす児童たち=静岡市葵区の県地震防災センター
学生の支援を受けながら、津波を避けるための高台移転について意見を交わす児童たち=静岡市葵区の県地震防災センター

 袋井市の浅羽南小の5年生65人が17日、静岡大教育学部の学生らによる高台移転をテーマにした防災授業を静岡市葵区の県地震防災センターで受けた。児童は1707年の宝永地震を機に集落ごと移り住んだ白須賀宿(湖西市)の人々を想像しながら、被災前からの備えの必要性について考えを深めた。
 遠州灘に近い同小が総合的な学習で取り組む防災教育の一環として実施した。学生たちはイラストを交えながら、海沿いの宿場町から津波を避けるために高台への移転を検討した当時の住民同士のやりとりを「漁師の仕事がなくなる」「この村に住み続けたい」などと再現。子どもたちに引っ越しの是非について意見を求めた。
 学生のサポートを受けて話し合った児童からは「命山や堤防をつくって海岸近くに住み続ける」「土砂崩れの対策をして高台に引っ越す」といった声が上がったほか、「地震がきたらどんな気持ちになるのか分かった」などの感想も出された。
 授業は防災教育に力を入れる同学部藤井基貴准教授の研究室の学生6人が担当した。大学院生の鈴木希実さん(24)は「県内で実際に起きた災害の歴史を題材にして、沿岸部に住む子どもたちの意識が少しでも高まればいい」と狙いを話した。

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