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静岡県内不登校、最多6281人 小3、中1進級で倍増、19年度公立校

(2020/10/23 08:32)
静岡県内の不登校の児童・生徒数(人)
静岡県内の不登校の児童・生徒数(人)

 静岡県内公立小中学校の不登校の児童生徒は2019年度、6281人で、1998年度の調査開始以降、最多を記録したことが22日、県教委の調査で分かった。前年度から10%、591人の増。小学校で100人に1人、中学は4・6人いる計算で、国の割合(小学校0・8人、中学3・9人)を上回っている。県教委は「憂慮すべき事態。初期対応の重要性、個々に応じた手厚い対応をさらに訴えていく」としている。
 年間30日以上欠席した児童生徒は、小学校で1981人(前年度比275人増)、中学4300人(316人増)。各学年の不登校者のうち新規者の占める割合は小学2年が69%、中学1年が70%で両学年が特に高かった。
 前の学年との比較では、小学3年と中学1年が倍増した。環境の変化が負担になる「中1ギャップ」と小学低学年の対策の必要性が浮き彫りになった。
 学校が回答した主因は、学校関係の場合、仲たがいなどの「いじめを除く友人関係をめぐる問題」、家庭関係は親の叱責(しっせき)や過干渉といった「親子の関わり方」、本人については「無気力・不安」が多数だった。
 一方、いじめの認知件数は小中学校、高校、特別支援学校のいずれも前年を下回り、計1万4145件(前年比2519件減)。2013年のいじめ防止対策推進法の施行により学校で積極的に対応する機運が高まり、伸び続けていた件数が初めて減少に転じた。いじめの解消率は小中学校とも64~66%と昨年を下回った。県教委は「解消の定義の周知が進み、慎重に判断する事例が増えている」とみる。
 暴力行為の発生件数は小学校が1913件で、前年比261件増。このうち生徒間暴力は200件増の1379件だった。中学の暴力行為の発生は1246件で、61件減った。

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