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「育ちの機会」密避けて…運動会遊技、応援手探り 静岡県内保育園・幼稚園

(2020/10/7 19:00)
運動会での体操の様子をスマートフォンで撮影する太田嶋俊彦園長(右手前)=1日、静岡市葵区の竜南こども園
運動会での体操の様子をスマートフォンで撮影する太田嶋俊彦園長(右手前)=1日、静岡市葵区の竜南こども園

 新型コロナウイルス感染症の影響で、県内の保育園や幼稚園で実施される運動会が様変わりしている。「密」を避けるため、複数日の分散開催にして動画配信をしたり、家庭単位で距離を取って観戦したり―。感染対策を万全にしつつ、子どもたちの「育ちの機会」を確保しようと知恵を絞っている。
 静岡市葵区の竜南こども園(太田嶋俊彦園長)は今月、平日4日間の日程で運動会を開く。初日の1日は開会式のみを開き、園児が聖火ランナーに扮(ふん)したセレモニーや体操などを披露した。保護者の見学はなく、15分ほどで終了。園児の様子は、焼津市のIT企業サンロフトが開発した園向けの動画配信アプリを使って撮影、保護者に配信した。
 残りの3日間は13日までに行う。2・3歳児、4歳児、5歳児に分けて遊戯や競技に取り組み、動画配信するとともに、該当の保護者は見学もできる。太田嶋園長は「変則的な開催で職員にも葛藤があったが、園児や保護者の思いをくみ取りながらこの方法を選んだ」と話した。
 富士市のいまいづみ幼稚園(高橋直美園長)の運動会は、例年はクラスごとに設けていた応援席を作らず、家庭ごと距離を取って過ごした。未就園児や卒園生の種目、食事を省略するなど、時間も短縮。高橋園長は今後の遠足などの行事について、「幼児期の経験は、その後の育ちにとって大切。我慢が必要なこともあるが、なるべくできる形を探っていきたい」と強調する。
 11月に運動会を予定する磐田市のこうのとり保育園(梶山美里園長)は、保護者による写真撮影を控えてもらうと決めた。ゴール付近などに人が密集するのを避けるためで、業者のカメラマンを増員し、後で注文を取る。保護者には懇談会などで説明し、理解を求めたという。

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