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修学旅行先「静岡県西部」に注目 産業も自然も…おもてなしに力

(2020/9/16 09:30)
修学旅行で浜松を訪れた学校と児童、生徒に贈る「ウェルカムギフト」
修学旅行で浜松を訪れた学校と児童、生徒に贈る「ウェルカムギフト」

 首都圏などで新型コロナウイルスの感染が続く中、小中学校の修学旅行先として浜松市など静岡県西部が注目されている。同市には9月から来年1月ごろにかけ、県内外の93校、約5800人(4日現在)が来訪予定。浜松・浜名湖ツーリズムビューローは9月下旬から、宿泊を伴う修学旅行で訪れた学校にウエルカムギフトをプレゼントする「おもてなし」を始める計画で、児童生徒の思い出づくりを後押しする。
 「これほど多くの学校が修学旅行で浜松に来るという話は聞いたことがない」。驚きの表情を浮かべるのはビューローの鈴木康久誘客推進事業部長。同組織の調査では93校のうち県内は55校で東部の学校が多い。県外は山梨県が24校、長野県が9校など。訪問先は浜松市楽器博物館やスズキ歴史館など同市の産業について学べる産業観光施設のほか竜ケ岩洞など自然を体験できるスポットも人気という。
 長泉町立北小は10月下旬に1泊2日で浜松を訪問予定。同校の担当者は「同じ県内で移動時間が比較的短く済む上、地域の産業についても学べる。感染防止対策のしやすい部屋数の多い宿泊施設が確保できる点も大きかった」と話す。
 掛川市でも今秋、修学旅行生の来訪が急増中。新型コロナの新規感染が少なく歴史ある街並みを巡れる点が評価され、掛川城には県東部や山梨県などの学校から予約が相次ぐ。地元観光施設では「今までにない現象だ」と驚きが広がっている。
 浜松・浜名湖ツーリズムビューローは、ギフト用に浜松市マスコットキャラクター「出世大名家康くん」のイラスト入り抗菌仕様マスクケースなどを新たに作り、宿泊施設を通じて児童、生徒に配布する。各校には記念品として家康くんのぬいぐるみなども贈る。
 コロナ禍が長引けば、来年度以降も“近場で修学旅行”の流れが続く可能性がある。鈴木部長は「できる限りのおもてなしで、子どもたちに良い思い出をつくってほしい。浜松が多くの学校の選択肢になればうれしい」と期待する。

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