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東大生が指導のオンライン塾、浜松・中心街の一角に開講 加藤代表「教育で地方創生」

(2020/7/7 18:57)
開放感のあるt―Live浜松校の校舎内で、赤本を手にする加藤雅史代表(左)。空間のデザインも東大生が手掛けた=6月中旬、浜松市中区伝馬町
開放感のあるt―Live浜松校の校舎内で、赤本を手にする加藤雅史代表(左)。空間のデザインも東大生が手掛けた=6月中旬、浜松市中区伝馬町

 浜松市の中心街の一角、中区伝馬町に20日、東京大の学生らが指導に当たる学習塾「t-Live浜松校」がオープンする。代表を務める加藤雅史さん(43)=磐田市=は「教育を通して地方創生を目指したい」と意気込みを語る。
 難関大への進学を志す高校生向けの塾で、東大生の講師からオンラインで指導を受けられるのが特徴。同大近くにオフィスを構える企業「マージック」を母体とするフランチャイズ方式の運営で浜松校は茨城県の水戸校に次ぐ2校目となる。
 加藤代表は袋井市内で飲食店を経営している。袋井商工会議所青年部で政策提言などに関わるうち、「地域を良くしたい」という思いが膨らんだ。塾経営を選んだのは、前職の教材販売で「首都圏と地方の教育格差を痛感した」から。「t-Live」は元同僚のつてで知ったという。
 「おばあちゃんまでよそ行きの服に着替えて出掛ける憧れの街」だったという浜松市街地は、百貨店「松菱」跡地など空き地や空き店舗が増えた。「何とかしたい。浜松の発展は県西部の発展につながる」との発想から、校舎用に中心街の空きビルを借り受けた。
 約40人の学生講師の中には県内出身者もいる。磐田東高卒で、東大文学部4年の山崎達弥さん(23)は「地元と関われるのはうれしい。大学に入って都内の同級生との情報格差を感じたので、自分が何か情報を提供できたら。高校生には『自分で限界を決めないで』と伝えたい」と話す。
 加藤代表は「塾を出た優秀な人材に将来、地元を活性化させる知恵を貸してほしい。そのアイデアで、浜松の空きビルを全部埋めたい」と構想を描く。

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