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県内公立小中高、夏休み半減も 富士宮は最短9日、西伊豆は短縮なし35日

(2020/6/29 09:16)
静岡県内公立小中高校の夏休みの短縮状況
静岡県内公立小中高校の夏休みの短縮状況

 新型コロナウイルス感染症対策で実施された臨時休校の影響により、県内の公立小中高校の夏休みが短縮される。不足した授業日数を補うため、30~35日間程度だった当初予定を半分程度に縮める市町が多いが、授業や行事の再編などにより大きく減らさないところもあり、市町や学校で期間が異なる。県内最短は富士宮市の9日間。5月に最も早く学校を再開した西伊豆町は県内で唯一、短縮しないと決めた。
 富士宮市は第2波以降の感染拡大による休校に備え、夏休みを短縮してゆとりのある授業日数を確保した。市教委学校教育課の担当者は「確かな学力保障のため、学習内容を削減しない対応を最優先にした」と説明する。小中学校は全普通教室にエアコンが設置済みで、夏季も授業が可能。給食も提供できるという。運動会や修学旅行などの学校行事も実施する方針だ。
 西伊豆町は、他市町より長い夏休み期間に苦手教科の克服や受験対策ができるよう、児童生徒を対象に任意の補講を行う予定。授業時間数は各教科の単元の整理などで確保できたという。鈴木秀輝教育長は「エアコンがない教室もあり、炎天下の授業は厳しい。授業で学べない体験や、家族との時間も大切にしてほしい」と意義を強調した。
 県教委は県立高について、教室のエアコン設置状況に差があることなどから生徒や教職員の体調を考慮し、必須期間と最長期間を設けた。高校教育課は「土曜授業の柔軟な利用や学校行事の精選で、年度内に学習範囲を終えられるようにする」としている。
 静岡市は8月1~23日を目安とし、各学校の判断で2、3日の幅を持たせることを可能にした。9月以降に学習塾と連携して補習を行うほか、家庭学習で補える単元を家庭で進めることで、夏休みを長めに設定した。市教委の担当者は「夏休みに子どもたちが自分なりの経験を積むためには、まとまった時間が必要」と説明した。このほか浜松市や磐田市は、各校長の判断で学校ごとに夏休み期間を設定する。

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