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母親に安らぎ、農家民宿開業 浜松・三ケ日「ココリン」

(2020/6/7 07:56)
メンバーが2年前から手作業で改装し完成させた農家民宿「coco―Rin」=浜松市北区三ケ日町
メンバーが2年前から手作業で改装し完成させた農家民宿「coco―Rin」=浜松市北区三ケ日町

 主婦を中心とした女性たちが運営する農家民宿「coco-Rin(ココリン)」がこのほど、浜松市北区三ケ日町に開業した。子育てに奮闘する母親や子どもが交流できる場の創出を目指し、手作業で空き家を宿に改装した。マネジャーの久米ゆきさん(35)は「特に、産前産後の女性が安心して過ごせる時間と空間を提供したい」と意気込んでいる。
 自然農法によるミカン栽培の拠点でもあるココリンは、県内産を中心としたオーガニック食材を使った健康的な食事が特徴の一つ。農業体験に加え、出張カフェ、弁当宅配などサービスやイベントを充実させるよう心掛けている。内観はレトロな雰囲気。開放的なスペースや幼児も入れるミストサウナを備えるなど家族連れにも適した環境を目指した。
 久米さんは結婚を機に広島県から移住した。しばらくすると、母親の集まる場所が少ないと感じた。ならば、女性が気軽に集える場所を町内に作ろう-。持ち前の行動力を発揮し、主婦仲間を誘って2年前に開業準備を始めた。
 本業のフリーデザイナーの知識や、故郷で経営するカフェの経験を生かし、空き家になっていた夫健太さん(36)の実家をスタッフとともに改修した。壁の塗り替えや障子の張り替えなどを少しずつ進め、手作り感あふれるおしゃれな空間を生み出した。
 県西部農林事務所によると、主婦を中心とした女性スタッフが運営する農家民宿は県内では珍しいという。助産師や託児保育士の資格を持つメンバーもいるため、子どもと一緒に出勤して楽しみながら仕事に向かう事ができる。
 名称は「ここにいても良いよ」を意味する遠州弁「ここにおりん」を基にした。久米さんは「ちょっと変わった場所をテーマにしてきた。『これはなんだろう』と想像を膨らませながら、交流の輪を広げてほしい」と話した。
 問い合わせは久米さん<電090(1336)6841>へ。

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