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「コロナ差別」どう防ぐ 掛川桜が丘中、新聞活用し道徳授業

(2020/5/28 07:42)
「コロナ差別」について考え、仲間を思いやる大切さを学んだ道徳授業=27日午前、掛川市立桜が丘中
「コロナ差別」について考え、仲間を思いやる大切さを学んだ道徳授業=27日午前、掛川市立桜が丘中

 掛川市立桜が丘中は27日、新聞記事を活用した「コロナ差別」防止のための道徳授業を全校で行った。生徒約400人が差別が起こる仕組みや仲間が発熱した時にとる正しい対応を学んだ。
 新型コロナウイルス感染症に関する偏見や嫌がらせは県内外で相次いでいる。同校は差別は学校でも起こりうる問題であると考え、学校再開に伴い生徒や保護者が安心して学校生活を送れるよう授業を実施した。
 生徒は病院スタッフがタクシーの乗車拒否を受けた事例や県外ナンバーの車に傷がつけられた事件などの新聞記事を読み、差別が起こる理由を考えた。コロナが「病気」「不安」「差別」といった三つの顔を持つと解説した日本赤十字社の資料も参考に、不安が生き延びようとする人間の本能を刺激することで感染症に関わる人を避け、差別が起こるという仕組みを学んだ。
 同校は校舎1階に発熱者待機部屋を設置している。教員は生徒に部屋の写真を見せながら、「クラスの仲間が部屋に待機していたらどのような態度をとるか」と質問。生徒らは「普段通りに接する」「傷つける発言はしない」などと発表し、差別をしてしまう弱い心を乗り越え、相手を思いやる大切さを学んだ。2年の女子生徒(13)は「病気以外のコロナの怖さを知った。友人が感染する可能性もある。接し方を考えることができてよかった」と授業の感想を語った。

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